バカな頭で考えた!

チャボとサイドブレーキ

写真チャボdvd

今日は朝から落ち着かなかった。
チャボのサイン会に行くからだ。
チャボのDVDを買ったらサイン会の参加券をもらったのだ。
で、朝から落ち着かず早起きしてしまって風呂に入って入念に体を洗ったりした。
デートするんじゃないのに。
でも、だってチャボだぜ。
チャボは誕生日も一緒だし勝手に親近感を持っている。
チャボと同じ誕生日に生まれたことは実はとてもうれしい。
で、そわそわしながら身支度を整え部屋を出た。
駅へと向かってしばらく歩いて気づいた。
携帯忘れた。
時間的にはまだ間に合うので取りに戻る。
やっぱりどこか落ち着かない変な心持ちだったので忘れ物をしてしまったようだ。
で忘れた携帯をポッケに入れて再び駅へと向かった。
アパートから歩いて最初の角を曲がってすぐ「すいませーん」と呼ばれた。
どうやら僕を呼んでるらしい。
声の方を見やれば品のいい70代後半くらいのおばあさんがガレージの中から僕を呼んでいる。
このおばあさんには見覚えがある。よく近所を黒い年老いたラブラドールレトリバーを連れてゆっくりと散歩している。最近は見かけないけど。
そのおばあさんがガレージの中から僕に言う。
「お急ぎのところすいませんがサイドブレーキ戻してもらえますか?」
サイドブレーキを戻す?
俺が?
こんなことを言われたのは生まれて初めてだ。
戻せないのかサイドブレーキ?
よく分からないままガレージに入り車に近づき助手席のドアを開ける。
「固くて戻せないんです」
意外なことにマニュアル車だ。
はぁと曖昧に返事をしてサイドブレーキを戻した。
ちょっと固かったけどサイドブレーキは戻せた。
と車はスーッと前進したので慌ててもう一度サイドブレーキを引いた。
ガレージの中が少し傾斜になってるようだ。
一度戻したサイドブレーキをまた引いてしまった。
「え、どうしましょう?」
どうすればいいのか?これじゃ元の木阿弥。
しかしおばあさんは冷静だ。
「ゆるめに戻しといて下さい」
なるほど。
言われた通りサイドブレーキを引きゆるめに戻す。
車は動かない。これでいいのか。
「すいません。今、家に私しかいなくて」
「いへいへうちの実家も似たようなもんですから」
と答えもう少しこのおばあさんと話をしたい気もあった。今でもマニュアルを運転してること最近見かけない黒いレトリバーのことも聞いてみたい気もあったけど、話が長くなりそうでそれじゃチャボのサイン会に遅れてしまうぞ俺、てことでガレージを後にした。
歩きながら携帯の時間を見ると結構ギリギリだ。歩く速度を早める。
で少し歩き気になって後ろを振り向けばガレージから路上に車は出ていた。
良かった。
歩きながら思った。
サイドブレーキを戻してと頼まれるなんてことあるんだな。こんなこと初めてだ。んなことあるんだな。
翻ってうちのおふくろはどうなんだ。サイドブレーキを戻せないことがあるのか?いやおふくろが今乗ってる車は足で踏むタイプのサイドブレーキだったような確か。だから足で踏むサイドブレーキが最近の車には多いのか?
なんて思いながら駅へと向かい電車に乗ってサイン会に向かった。無事に間に合いチャボにサインをもらった。
チャボにおばあさんのサイドブレーキを引いててサイン会に遅れそうだったと話した。
なんて。
そんな心の余裕はなくひたすら緊張しながらサインをもらったのだった。
やったぜ!
サインをもらってしてもしばらく胸がドキドキしてたのだった。
とさ。

 

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