頭でした。中学生時代。そういう校則の学校だった。田舎の学校だから。
で、生徒会が毎年「長髪化運動」ってのをやっていた。お約束のように毎年やっていた。
僕が生徒会をやった時もやった。
だってお約束だし。
ボーズ頭なんて嫌だし。
で、ですよ長髪化運動が生徒会の議題に上がった時に生徒会担当の先生が言ったのです。
「坊主から長髪になった時、きっと髪型を気にして自転車通学の生徒でヘルメットを被る生徒が減るはずだからヘルメット着用率を高めてから長髪化運動をするべきだ」
と。
いや、違う。
よく覚えてない。
「長髪になったら髪型をセットするのに時間がかかるから今より遅刻する生徒が増えるはずだからまずは遅刻ゼロを実現してから長髪化運動を進めよう」
って言ってたような。
忘れた。
どっちだっけ?
いずれにせよ、ボーズ頭で自転車に乗る時はヘルメット着用を義務づけられてる田舎の学校だったのです。
その生徒会顧問の先生に言われたことをそんなもんかと素直な僕は思い、その意見をクラスに持ち帰りました。
「長髪化を実現する為には、まず遅刻をゼロにしよう(だったか、みんなちゃんとヘルメット被ろう)」
って言いました。
とですね、じっと話を聞いていたクラスの担任の先生が言いました。
「そんなことは長髪化運動に何にも関係ない。何を言ってるんだ?宮田くん!」
そうだ、そうだ、と、クラスのみんな。
それもそうだと思いました。
これは困りました。
そんなこと言われて再び生徒会に戻って生徒会の先生に何て言おう?
てなことを思い出しました。
管直人のせいです。
管直人が総理大臣になったら官僚の言いなりになってしまって云々。
って言われてますね。それを見るにつけ、中学時代の自分を思い出し、
そういうことってあるよな。
って同情してしまうのです。
顔つきも変わってしまったし。
カイワレ大根食ってた時のことを思い出して欲しいぜ。
管直人は僕の住んでるとこが選挙区なんです。
こないだの選挙は管直人に投票したんです。
生徒会の顧問の先生みたいな理屈を言う官僚がいるんでしょう、きっと。
そこを何とかね。中学生じゃないんだから。
毎日どういう気持ちで布団に入ってるんだろう?
大変でがんすな。