ずっと神戸にいます。
最初の三日間は下石奈緒美さん奥田恵梨華さん久住昌之さんが日替わりで一緒に出て挨拶しておりましたが
その後は一人です。てか劇場のスタッフの方と喋りながらやること2日。
しかし明日は冨樫森監督がやって来ます。
明日は一日映画の日。映画の日に映画監督が来ます。
僕は助監督でついた最多監督が冨樫さんです。
「星に願いを。」「鉄人28号」「天使の卵」「あの空をおぼえてる」という映画で助監督につき
他にも映画学校の作品とか俳優のワークショップ作品なども手伝いました。
なのでゲストとしてお願いしました。
思えばたくさん思い出があります。
シナリオを書いたら毎回読んでもらい編集中の映画も毎回見てもらって意見を聞いています。
大体あれなんです。最初に撮った「バカバカンス」って映画もシナリオを読んでもらって数ヶ月後のことですよ。
「天使の卵」の編集中の時のことでしたが、一緒に吉祥寺のそば屋でそばをズルズルすすってましたら冨樫さんが言うのです。
「あのシナリオいつ撮るの?」って。
だから僕は答えました。
「いや、もうちょっとホン直してから」って。
と監督が
「ホン直しも切りがないからなー」
って言いながらそばをズルズル。
そうか、そうかもしれないなー。
「宮田!ズルズルしていいのはそばだけだぜ」
って。
うまいこと言う!
いや言わない。
そんなこた言わなかったけどさ。
でも撮っていいんだ、あのシナリオで。よし、じゃあ撮ろう。見切り発車でもいいじゃないか!
ってことで撮ったのが「バカバカンス」
幸いTAMA NEW WAVEで審査員特別賞をもらいました。
そばをズルズルすすった時から約二年後のことで、あの空をおぼえてる」の編集中の時でした。日活撮影所の編集室から「賞取ってこいよ」と送り出されたのをおぼえています。「あの空」もおぼえてるけど「あの編集室」もおぼえてますよ。
他にもいろんな「あのロケ場所」「あの録音スタジオ」「あのロケバス」「あの居酒屋」「あの中華屋」「あの餃子屋」「あの冨樫さんの実家」などなどいろんな「あの場所」がありますよ。
だから明日はいつか「あの元町映画館」になることでしょう。
映画の撮影現場の話なんぞしようかと思っております。
良かったら見に来て下さい!