山形で映画を撮影していました。
庄内キネマ製作委員会という企画の第三弾です。鶴岡市にあるくらげで有名な加茂水族館を舞台に5月12日〜21日まで撮影をしていたのです。
タイトルは「くらげになりたい(仮)」
くらげのようにゆらゆら流されて生きていきたいと思ってるふぬけなくらげの飼育員浩平と恋人を事故で亡くしたパン屋の有希との恋愛映画です。
浩平役は宮平安春くん、有希役は派谷恵美さん。水族館の館長役にあがた森魚さん、水族館の売店のおばちゃん役に山口美也子さん。飼育員の先輩役に
杉山彦々さん。その他、現地山形のキャストの皆さんに出演してもらいました。
舞台になる加茂水族館には二年前、長年お世話になってる冨樫森監督に連れてってもらって行きました。冨樫監督は地元鶴岡出身で今年公開される「おしん」も監督した山形男です。初めて訪れた加茂水族館はこじんまりとしていて昭和なたたずまいでそれはそれはぐっときました。僕はそういう雰囲気が大好きなんです。そしてくらげがやたらいる!とにかくいる。いるったらいる。というかくらげの飼育数が世界で一番の水族館なのです。そんでもってそのくらげの展示スペースはクラネタリウムと名付けられていました。素晴らしいネーミングだ!
そんな水族館で映画を撮りました。
これから編集です。
さばけた町人になりたい。
かつてそんなこと言ってた時がありました。
今から10数年前でしょうか。
そんなことを言う僕に当時の彼女は言いました。
無理だ。
愕然とする俺。
てなことを思い出しながらシナリオを書いて映画を撮ったのです。
果たしてくらげになりたいとのたまうふぬけたお兄ちゃんはくらげになれるのでしょうか?
乞うご期待!